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生成AIを使って学科のキャッチフレーズをつくる

生成AIを使って学科のキャッチフレーズをつくる
学校種
高等学校
学年
1年
教科等
情報(2時間)
使用教材
みんなのコード「みんなで生成AIコース」
  • 生成AIを利用することで、利点や留意点を含めた生成AIの特性について知る。
  • 生成AIを用いて、自分たちの学ぶ学科の特徴を表すキャッチフレーズを作り、中学生に紹介する。

「生成AIをたたき台にする」

生成AIによって、新たなキャッチフレーズを作成することは容易ではあるが、そのまま最終的な成果として利用することは好ましくない。単に形式として出力することが重要なのではなく、その対象を明確にイメージし、伝えたい事柄をより特徴づける完成や温度感が重視されるからである。あくまでも生成AIの利用はたたき台とし、より効果的なキャッチフレーズを作成するために試行錯誤することをねらいとした。

「生成AIをたたき台にする」

生成AIによって、新たなキャッチフレーズを作成することは容易ではあるが、そのまま最終的な成果として利用することは好ましくない。単に形式として出力することが重要なのではなく、その対象を明確にイメージし、伝えたい事柄をより特徴づける完成や温度感が重視されるからである。あくまでも生成AIの利用はたたき台とし、より効果的なキャッチフレーズを作成するために試行錯誤することをねらいとした。

事業事例詳細

この授業では、はじめにAIの種類を学び、生成AIの簡単な体験を通して生成AIの特性を知り、生成AIを上手く使うコツを学びました。(※)その後「生成AIを活用して市川工業高校「電気科」のキャッチフレーズを作ろう」というグループワークを行いました。

※生成AIを授業で使う際には、保護者への説明・同意のほか、生徒に対しては生成AIの基本的な使い方、留意点の確認などが必要です。本授業はそれらを含めて2時間で行いましたが、それらがすでに済んでおり「キャッチフレーズづくり」というトピックのみ扱うのであれば、1時間程度でも実践できるでしょう。

  • AIを使う前に、「電気科」にどんな特性があるか考えよう
  • 見た人に「電気科」をどのように感じてもらいたいか
  • キャッチフレーズのコンセプトをグループ内で相談しておく

などの共通の条件を確認した上で、2時間のグループワークに取り組んでもらった結果、

「次世代力ここで磨け!」
「あなたの熱意が電流に乗り、無限の明日を照らし出す」
「明るい未来を照らす電気科」
電気科で未来を照らそう!楽しさと忙しさの中にやりがいを見つけて!」

など、インパクトのあるキャッチフレーズが生まれました。また、発表スライドの背景に、画像生成AIを活用していたグループもいくつかありました。

発表では、キャッチフレーズの目的・コンセプト、想定する相手、プロンプト、AIを使って困ったところ、良かったところ、工夫したところなどを各グループごとに共有しました。

「生成AIを使うときに気をつけようと思ったことはありましたか?」というアンケートに対して、生徒たちからは、次のような意見が寄せられました。

  • どんな質問をするときでも自分の意見や意思を大事にして答えを出せればいいと思った。
  • AIから出力される情報がすべて正しいというわけではないということと、使い手の悪意によって不要に規制されてしまうのはもったいないと思いました。
  • なるべく人の役に立つような使い方をしようと思った。
  • AIを使うにはやはり、自分の言語能力が問われると思いました。理解ができるが、「何て言えばいいかわからない」ということがあると、思った通りの答えが返ってこないなどのことがあるので、「質問をわかりやすくする」というところを意識しながら使用しようと思います。
  • 生成AIの回答を鵜呑みにしないというところです。あくまで自分の想像力を補うように、利用するのが正しい利用方法だと思いました。

電気科の生徒のみなさんならではの視点を活かしながら、生成AIを使うことについて学ぶ時間ができたと考えています。なお、市川工業の電気科だよりにて、当日の様子がレポートされておりますので、ご覧ください。