生成AIによって、新たなキャッチフレーズを作成することは容易ではあるが、そのまま最終的な成果として利用することは好ましくない。単に形式として出力することが重要なのではなく、その対象を明確にイメージし、伝えたい事柄をより特徴づける完成や温度感が重視されるからである。あくまでも生成AIの利用はたたき台とし、より効果的なキャッチフレーズを作成するために試行錯誤することをねらいとした。
生成AIによって、新たなキャッチフレーズを作成することは容易ではあるが、そのまま最終的な成果として利用することは好ましくない。単に形式として出力することが重要なのではなく、その対象を明確にイメージし、伝えたい事柄をより特徴づける完成や温度感が重視されるからである。あくまでも生成AIの利用はたたき台とし、より効果的なキャッチフレーズを作成するために試行錯誤することをねらいとした。
この授業では、はじめにAIの種類を学び、生成AIの簡単な体験を通して生成AIの特性を知り、生成AIを上手く使うコツを学びました。(※)その後「生成AIを活用して市川工業高校「電気科」のキャッチフレーズを作ろう」というグループワークを行いました。
※生成AIを授業で使う際には、保護者への説明・同意のほか、生徒に対しては生成AIの基本的な使い方、留意点の確認などが必要です。本授業はそれらを含めて2時間で行いましたが、それらがすでに済んでおり「キャッチフレーズづくり」というトピックのみ扱うのであれば、1時間程度でも実践できるでしょう。
などの共通の条件を確認した上で、2時間のグループワークに取り組んでもらった結果、
「次世代力ここで磨け!」
「あなたの熱意が電流に乗り、無限の明日を照らし出す」
「明るい未来を照らす電気科」
電気科で未来を照らそう!楽しさと忙しさの中にやりがいを見つけて!」
など、インパクトのあるキャッチフレーズが生まれました。また、発表スライドの背景に、画像生成AIを活用していたグループもいくつかありました。
発表では、キャッチフレーズの目的・コンセプト、想定する相手、プロンプト、AIを使って困ったところ、良かったところ、工夫したところなどを各グループごとに共有しました。
「生成AIを使うときに気をつけようと思ったことはありましたか?」というアンケートに対して、生徒たちからは、次のような意見が寄せられました。
電気科の生徒のみなさんならではの視点を活かしながら、生成AIを使うことについて学ぶ時間ができたと考えています。なお、市川工業の電気科だよりにて、当日の様子がレポートされておりますので、ご覧ください。